
税理士の長村です。
僕は本業が税理士なんですが、ぶっちゃけ株の収入で食べています笑
うちの事務所が儲かっていないわけではないのですが、開業当初の預貯金の残高が10万円を切った時に、
たまたま証券口座で買っていた「ガンホー」がパズドラバブルのおかげでテンバガーを達成したため、
なんか、それからはずっと事務所からのお給料はあてにせず、いけるところまでは株式の運用で生活しようと思い、
かれこれ5年間そんな生活をしています。
当初は自分がお給料をとるよりも、事務所のスタッフにできるだけたくさんお給料を出してあげたいとの思いからだったのですが、いまや自分の中ではどこまでいけるか「意地」になっています。
ガンホーでテンバガーしたとはいえ、事務所の設備投資云々でお金が出て行くばっかりだったので、なけなしの資金を短期トレードでぐるぐる回していたのですが、今はじっくりと気に入った会社を長期で応援する投資スタイルに変えました。
で、先日、長期保有している会社の株主総会がありましたので参加してきたんです。
その会社の株主総会は昨年も参加したので、今回で2回目です。
株主総会での進行はざっくり下記のような感じです。
- 取締役・執行役入場
- 前期の業績、事業の進捗の報告(30分位)
- 株主総会決議事項の説明
- 株主質問(1時間位)
- 株主総会決議事項の議案の承認
- 閉会
他の株主総会に参加したことがないのですが、東芝やシャープの株主総会なんかでは「ヤジ」や「怒号」が飛び交っていたりして、なんか凄そうですけど、今回参加した会社の場合、株価は軟調で長期に渡って苦しい状況ではありましたが、会社の業績、事業の進捗共に抜群の成果をあげてくれているので、株主総会自体は雰囲気もよくとてもスムーズに進みました。
短期的なトレードをしていた時期には株主総会になんかに、そもそも行く気もなかったですし、どれだけ短期的に値幅が取れて決済さえできればいいという風に考えていました。それに当時は長期保有する方がよっぽど危ないとさえ思っていました。
株式のトレードは、証券会社の板やチャート等を見ながら、PCをクリックするだけで売り買いできてしまうわけなのですが、そもそも株式というものは、その会社の持分であり、その向こう側には経営する社長やそこで勤める従業員の方達がいるわけです。我々投資家はIRなどを材料にして急騰しそうな株を躍起になって探すのですが、急騰した株式の鞘を狙うのだけでは単なる博打でしかなく、本来の投資ではないなと今では感じています。
やはり、本来の投資は投資する会社の社長、従業員を信じて長期に渡って会社を支え、応援することではないかと思い至りました。結果として、株価が上がり、お金が必要な時には少しずつ換金できれば構わないわけです。
株主総会に参加するとその会社の役員の方や従業員の方と直接近い距離で接することができるので、とても親近感も湧きますし、IRで文章を読むだけではわからない、社長の人柄等を感じることができます。
今回の株主総会では勇気を出して質問してみたのですが、非常に丁寧に回答してくれたので、今後も株式を持ち続けようとグリップ力がとても上がりました。来年もこの会社の株主総会には参加すると思います。